記憶のメカニズム

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「これ一回やったのに、、、」
「俺は記憶力悪いから」
 
人間である以上ものを忘れてしまうのは必然といえます。
そしてそれは勉強をしているときに
強く痛感することなのではないでしょうか。
 
昨日やったものでもうまく自分で再現できなかったり、
断片的にしか覚えることができていなかったりすると
どうしても嫌な気分になってしまいます。
 
ですが、忘れっぽい自分を責める前に
人間はものを忘れる動物であるという
前提を受け入れてください。
 
仮に人間が目にしたもの
全てを忘れることなく記憶しようとした場合、
人間の脳は数分間でパンクすると言われていいます。
 
つまり、ものを忘れるからこそ人間は生きていけるのです。
そこに対して自分を責めてしまうのはナンセンスなことです。

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だからといって
今の受験制度を批判するわけにもいかないので、
今日は効率よく覚えたいものを
記憶するメカニズムを紹介していきたいと思います。
 
人間はものを忘れると言いましたが、
記憶をするメカニズムもあります。
1日にまとめて覚えようとするより
何日かかけてこまめに触れていく方が記憶に残りやすい
というのは皆さんの経験上実感できること
なのではないでしょうか。
 
こういった、人間の記憶のパターンを理解し
応用することができれば
スムーズに暗記したいものを暗記できるようになります。
 
逆に自分のセンスだけでやろうとしてしまっていては
いつまでたっても覚えることができず、
自己満足で終わってしまいます。
 
人間が記憶をしようとする状況と言うものは様々あります。
その中でも勉強で使えるものを今日は2つ紹介し、
実践できることを最後にお教えします。
 
①記憶に残りやすいのは忘れそうになったとき
勉強する時よく勘違いされやすいのか、
忘れてしまう前に復習をするというやり方です。
 
まるでコツコツとお金を貯めていくように、
困る前に手を打っておこうとする
日本人らしいやり方かもしれません。
 
ですが、実際に記憶に残りやすいのは、
忘れかけているタイミングです。
 
脳は忘れようとしていた途中で
もう一度同じ情報に出会うと
「これは重要な情報なのだ」
と認識するようになります。
 
ですが忘れそうになる前に取り組んでしまっては、
それを重要な情報として認識しなくなります。

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②質問形式で出されると覚えやすい
なんとなく教科書を読んで覚えようとしている人も
中にはいるかもしれませんが、
読み流しているだけでは覚えることができません。
大切なのは質問形式で、
自分の頭を使わなければ答えられないようなやり方にすることです。
問題に答えようとする時は頭を能動的に使います。
 
ですが文字を眺めているだけでは
脳は受動的に働きます。
能動的に働いた刺激が後々記憶に残りやすくなりますので、
覚えたいものは質問形式で記録をしておくようにしましょう。
 
最後に、上記の2つをプログラムとしてまとめたアプリを
紹介しておしまいにしたいと思います。
これは私が受験勉強の時に愛用させていただいた
メンタリストDaiGoさん監修の
「分散学習帳」というアプリです。
 
これは覚えたいものを質問形式で登録することができ、
毎日のタスクとして取り組むものを
表示してくれる画期的なアプリです。
また、自分の記憶度合いによって出題する頻度を
アプリが自動的に計算してくれます。
 
ぜひ一度試してみて下さい!
 
 

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このような周期的な取り組みについては
人間よりも機械の方が正確です。
機械が得意なものは機械に任せて、
効率化していきましょう!
 
それではまた!