「できる奴」の質問の仕方

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「こいつはよくできるな」
「この子は成績伸びそう」
 
生徒から質問を受けるときにそのように感じることがよくあります。
特にどういう生徒に対してそう思うのかなど
様々な質問を受けてきた私の経験からどういう考えを持つ子が
成績を伸ばすことができるのか
と言うことを今日は話していきたいと思います。
 
まず、どうしても成績を伸ばすのが
難しくなってしまう生徒の例として、
質問に対して答えを1対1で求めようとする
生徒というのが挙げられます。
 
「これがわかりません」
「この問題の答えを教えてください」
 
このように答えや解説だけを求めようとする生徒は、
少し数字や問題形式を捻られただけで
できなくなってしまうことがよくあります。
 
結果を知ろうとするだけで、
表面的な理解を積み重ねていくだけの学習スタイルが、
忘れてしまうことを助長してしまうだけではなく、
難問に差しかかったときの応用力を鍛えることができません。
 
理論を突き詰め、
他の問題でも使えるような根底からの理解
というのが難関大を目指す生徒であるほど必要な考えであります。
 
ではどのような質問をされるとこなくはよくできると感じるのか。
 
それは問題に対して自分の考えや納得のいかない理由
まで明確にできている生徒です。

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「この公式を使ったができないのはなぜですか」
「このやり方でも問題ないですか」
 
そんなふうに解いた問題に対して
それ以上のものを得ようとしている生徒
というのが成績を伸ばしていけるような生徒である
と言うふうに感じています。
 
そんな質問ができるようになるには
しっかり勉強しないといけないのは確かですが、
1つ目安を今日は提示したいと思います。
 
それは、人に教えられるようになることを
ゴールにすると言うことです。
 
これは永野裕之さん著
「東大教授の父が教えてくれた頭が良くなる勉強法」
にも取り上げられていた内容です。
 
人間はインプットするものよりも
アウトプットする内容の方が記憶に残りやすいのです。
 
と言うことで今日も最後に
今すぐできるファーストアクションの
コーナーで締めたいと思います。

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1人で勉強している時でも、
できなかった頃の自分に教える時のように
論理立てて説明する意識を持ってみるといいと思います。
 
私も生徒によく説明をしますが、
自分が前提としていることと生徒が
身に付けているレベルとの間にギャップがある
とうまく伝わらないことがあります。
案外やってみると難しいものですので、
試してみてください!
 
それではまた!