数学の3要素
「数学はセンスがないとできない」
「いくらやっても数学の成績が伸びない」
そんなふうに悩んだことはりませんか?
努力しているのに成績は伸びず、
むしろ周りのライバルたちと
差をつけられていって、
焦ったことはありませんか?
「センス」という言葉で片付けてしまっては、
いったいどうやって数学の成績を伸ばせば
良いのか、見えなくなってしまいます。
ですが、受験の科目である以上、
数学には必ず正解がある問題が出題され、
正しいトレーニングすれば成績を伸ばすことが
できる科目であることは間違いありません。
誰も解いたことのない、
独創性が必要とされるような問題を
出題されたことがあるでしょうか。
そんな問題は、
数学者が人生をかけて取り組む問題であり、
受験生であるみなさんにとっては
無縁な問題です。
では、受験で合格点を取るようになるには
一体どうすれば良いのか。
それが本日のテーマです。
結論から申し上げると、
数学という学問には3つの要素が存在します。
①計算力
②定石
③論述力
この3つです。
計算力とは数学の基礎となるもので、
車で言えばエンジンのようなものです。
いくら格好良い車を持っていたとしても、
目的地までのルートを知っていたとしても、
エンジンがなければ目的地に
時間内に到着できずに終わってしまいます。
定石という言葉はあまり聞き慣れない方も
いらっしゃるかもしれません。
ですが、ここが受験数学においては
肝になるところです。
定石とは、正しい解法のことを指します。
先程の車の例で言えば、
目的地までのルートに相当するでしょう。
そして最後に論述力。
これは自分の考えを論理的に
第三者に伝える力のことです。
車の運転で言えば、交通規制に従って、
安全に運転ができるスキル
と考えてもらえると良いでしょう。
これら3つの要素によって
数学は成り立っています。
そしてこのことは、
私の友人も同じことを言っており、
彼らもまた同じように数学という学問を
3つの要素で構成されていると考えていたのです。
つまり、数学の成績を伸ばすことができる人間
というのは、前提として
「数学とはどんな科目であるのか」
ということを明確に理解しています。
そして、自分にどんなスキルが足りないのか。
計算力なのか、定石が足りないのか、
論述力がないのか、それらをはっきりさせて、
取り組んでいるのです。
「センス」なんていうもので
片付けてしまうことなく、
体系的に数学力を鍛えていきましょう!
それでは最後に、
今すぐできるファーストアクションを
ご紹介しておしまいにしたいと思います!
問題に行き詰まったならば、
計算力、定石の問題なのか。
問題は解けたのに計算過程を
うまく書けていないのか。
それで自分の課題を明らかにするように
してみてください!
それではまた!